平成29年度 八幡市財政ナビゲーション（中期財政見通し）の掲載について

八幡市においては、これまで数次に亘る行財政改革を推進してきましたが、歳入面においては、根幹である市税収入が少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少などにより個人市民税収入の増収が今後も期待できない状況にあり、法人税収入が少ない本市においては、今後の財政運営を大きく左右するものとなっています。
一方、歳出面においては、社会保障関係経費等の義務的経費の増加が見込まれ、さらに、子育て支援施策や、庁舎などの既存公共施設の耐震化・老朽化対策を始めとする防災・減災対策事業を行っていく必要があり、これまでにも増して歳入歳出のバランスを維持していくことが難しくなっています。
こうした中、国においては「経済・財政再生計画」1）に基づく社会保障改革が進められていますが、本市としても、国の各般にわたる制度改正も注視しながら、限られた財源の中で今後とも引き続き安定した行政サービスの提供を維持することを目標にしています。

このような考えのもと、今回策定した中期財政見通しについては、歳入歳出の中期的な見通しと課題を明らかにすることで、計画的で持続可能な行財政運営を行うための指標とするものであり、今後の財政健全化策の方向性をあわせて提示することで、財政規律を確保するために策定するものです。