自殺は、生活への不安やストレスなど、さまざまな要因が複雑に関係しており、その多くが「心理的に追い込まれた末の死」で、「防ぐことのできる社会的な問題」であると言われています。
令和3年中の自殺者数は、2万1,007人で前年に比べて74人減少しました。しかし、近年のコロナ渦による社会変動や若者世代の死因第1位が自殺であるという現状があり、引き続き国をあげての自殺対策、また地域の現状を鑑みたうえでの自殺対策を進めることが求められています。
強いストレスを受け続けたことにより、脳が疲れ、落ち込みや悲しみ、不安など、憂うつな状態が回復せず長く続いてしまう病気です。
うつ状態のときには、脳内の神経を結ぶ脳内神経伝達物質(セロトニン等)が不足し、情報がうまく伝わらなくなります。脳のバッテリー切れ、エネルギー切れの状態ですから、頑張りたくても頑張れない状況です。決して、病気になった人の弱さが原因ではありません。
自殺の背景に「うつ」が隠れていることがとても多いと言われています。しかし、自分では気づかなかったり、単なる「やる気のなさ」や「なまけ」と勘違いして見過ごしてしまうこともよくあります。
「うつ」は一生のうちに10人に1人がかかるといわれ、誰もがなる可能性のある、ごく普通の病気です。適切な治療により回復できる病気です。しかし、軽くあなどって放置しておくことはとても危険です。
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