八幡市水道水の水質検査結果(PFOS及びPFOA検査結果も含む)
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八幡市水道水の水質検査結果をお知らせします
(PFOS及びPFOAにつきましては、スクロールしていただくと下段に詳しく掲載しております。)
八幡市では安全で良質な水道水をお届けするため、毎年度「水質検査計画」を策定し、これに基づいて水質検査を実施しています。
この中で、「毎日検査」として、市内給水栓11か所において「色および濁りならびに消毒の残留効果」について1年間休むことなく検査を行っており、水道水の水質が法令に適合していることを確認しています。
また、「水質基準に係る全項目の検査」は、美濃山浄水場系統2か所および月夜田受水場系統2か所、合計4か所の給水栓において年間4回計画(5月、8月、11月、2月)しています。
さらに、水質管理上留意すべき項目として設定されている「水質管理目標設定項目に係る検査」についても、美濃山浄水場系統2か所および月夜田受水場系統2か所、合計4か所の給水栓において年間1回計画(11月実施、なお農薬類は美濃山浄水場の原水について8月に実施)しています。
(注)PFOS及びPFOAの検査結果は、こちらに記載しています。
今回、水質管理目標設定項目に係る検査(PFOS及びPFOAを含む)について、令和6年11月に実施した結果がまとまりましたので、お知らせします。なお、PFOS及びPFOAの検査につきましては、本市が水源としている5か所の深井戸から集めた原水、美濃山浄水場、月夜田受水場、上述の給水栓4か所の合計7か所で実施しています。
水質管理目標設定項目すべてについて、暫定目標値を下回っていることを確認しています。
基準項目名や検査結果につきましては、ダウンロードファイルをご覧ください。
添付ファイル
- 令和6年度全項目水質検査結果 (ファイル名:R6-2.pdf サイズ:272.22KB)
- 令和5年度全項目水質検査結果(ファイル名:R5.2.pdf サイズ:342.00KB)
- 令和4年度全項目水質検査結果 (ファイル名:R4.pdf サイズ:311.47KB)
- 令和6年度水質管理目標設定項目検査結果 (PDF形式、170.44KB)
- 令和5年度水質管理目標設定項目検査結果(ファイル名:R5KANRI.pdf サイズ:160.39KB)
- 令和4年度水質管理目標設定項目検査結果(ファイル名:R4KANRI.pdf サイズ:165.05KB)
- 令和6年度農薬類検査結果 (ファイル名:R6NOUYAKU.pdf サイズ:129.51KB)
- 令和5年度農薬類検査結果 (ファイル名:R5NOUYAKU.pdf サイズ:129.45KB)
- 令和4年度農薬類検査結果 (ファイル名:R4NOUYAKU.pdf サイズ:129.46KB)
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なお、水質基準に関する詳細な情報は環境省のホームページに掲載されています。
放射性物質の水道水への影響について
平成23年3月に発生した東日本大震災による原子力発電所被災に伴って放射性物質の漏洩が確認されていますが、現時点においては、八幡市の水道水に対して放射能の影響はありません。京都府営水道では、平成23年8月から三浄水場(宇治・木津・乙訓)の浄水について、放射能検査を実施し、公表されています。検査結果については、放射性ヨウ素・放射性セシウムとも検出されていません。
京都府ホームページ(京都府における環境放射線測定結果について)へのリンク(別ウインドウで開く)
また、原子力規制委員会では、各都道府県の水道水中の放射性物質の調査およびモニタリング(観察)結果を公表しています。京都府では京都市伏見区にある保健環境研究所で大気と水道水を調査しています。
有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)について
水道において、令和2年4月1日に有機フッ素化合物のPFOS及びPFOAが「水質管理目標設定項目」として位置づけられ、暫定目標値は「PFOS及びPFOAの量の和として50ナノグラム(ng)/L以下」となっています。
一部の報道等でPFAS汚染地域として紹介されていますが、京都府が行っている河川及び地下水の調査において検出されたものであり、本市における水道の水源等での調査場所とは全く異なるものです。
本市の水道では、有機フッ素化合物のPFOS、PFOAについて令和2年度から水質検査を実施しており、水質管理目標値を大きく下回る結果となっています。
年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 |
---|---|---|---|---|---|
検査結果 | 6 | 9 | 6 | 6 | 5 |
詳細な検査結果につきましては、上記の添付ファイル「水質管理目標設定項目検査結果」をご参照ください。
また、国土交通省のホームページには、「水道におけるPFOS及びPFOAに関する調査結果」が公開されています。
Q&A集
1.有機フッ素化合物とは?
(回答)フッ素と炭素(有機物)が結合した化合物で、非常に多くの種類があります。
有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされ、その中にPFOS及びPFOAも含まれています。
具体的には、PFOSは半導体用反射防止剤・レジスト、金属メッキ処理剤、泡消火薬剤などに、PFOAはフッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤などに使われてきました。
2.水道水は飲んでも大丈夫ですか?
(回答)安心してお飲みいただけます。
本市の水質は、国の暫定目標値50ng/Lを大幅に下回っています。
この目標値は、体重50キログラムの人が生涯にわたり毎日2L飲んでも健康に影響がないとされています。
(注)出典:PFOS、PFOAに関するQ&A集(環境省、R6年8月)
3.PFOS・PFOAは、体内に残り続けますか?
(回答)徐々に、体外に排泄されていきます。
体内に取り込まれたPFOS・PFOAは、ゆっくりと排泄され、摂取を減らせば濃度も低下します。
半減期(体内濃度が半分になるまでの時間)は、PFOSで約5.7年、PFOAで約3.2年とされています。
(注)出典:PFOS、PFOAに関するQ&A集(環境省、R6年8月)
4.血液検査で健康影響がわかりますか?
(回答)現時点では血中濃度と健康影響の関係は明らかではありません。
そのため、血液検査だけで健康リスクを判断することはできません。
(注)出典:PFOS、PFOAに関するQ&A集(環境省、R6年8月)
5.米国などで水道水の目標値を厳しくする動きがみられますが、日本の暫定目標値50ng/Lは安全なのでしょうか。
(回答)現在の暫定目標値は2020年当時における安全側に立った考え方を基に設定されたものです。
引き続き、各国・各機関により更なる検討がなされており、日本においても、最新の科学的知見に基づき、暫定目標値の取り扱いについて専門家による検討を進めています。
国 | 目標値等(ng/L) | 備考 | |
---|---|---|---|
PFOS | PFOA | ||
日本(2020) | 50 (PFOS、PFOAの合算) | ||
WHO | - | - | 2022年に暫定ガイドライン値として PFOS 100ng/L、PFOA 100ng/Lを提案。 総PFASは500ng/Lを提案。 パブリックコメントを踏まえ、さらにPFASに関する包括的なレビューを実施する予定。 |
米国(2024) | 4 | 4 | 現地点での分析能力(定量下限 4ng/L)を考慮してPFOS 4ng/L、PFOA 4ng/Lとする規制値を2024年4月10日公表。3年以内にモニタリングを実施し、基準超過の場合は5年以内に削減措置。類似物質についても最大汚染レベルを設定(PFHxS、PFNA、GenX化合物それぞれ10ng/L、PFHxS、PFNA、GenX化合物、PFBSの混合物としての制限値)。 |
英国(2022) | 100 | 100 | |
ドイツ(2017) | 100 | 100 | 2023年に20PFAS合計(C=4~13の各PFSA及びPFCA)の合算で100ng/L、4PFAS(PFOS、PFOA、PFNA、PFHxS)の合算で20ng/Lが国内法で採択され、20PFASは2026年、4PFASは2028年に適用予定。 |
カナダ(2018) | 600 | 200 | 2018年に飲料水中のPFOS、PFOAの目標値が公表。 2023年に総PFAS30ng/Lの目標値を提案。 |
オーストラリア(2018) | 70 (PFOS及びPFHxSの合計) | 560 | 2018年に飲料水中の指針値が公表 |
( )内は目標値または規制値が公表された年度
(注)出典:PFOS、PFOAに関するQ&A集(環境省、R6年8月)
6. 身の回りで気をつけるべきことはありますか?
(回答)身の回りの製品について、特段心配するようなことはありません。
現在、PFOS・PFOAを使用した製品は新たに流通していません。
また、家庭で使用されるフライパンや撥水スプレーなどに含まれるフッ素樹脂は、PFOS・PFOAとは異なる物質です。
(注)出典:PFOS、PFOAに関するQ&A集(環境省、R6年8月)
7. 今後、環境中のPFOS・PFOAは増えますか?
(回答)環境中の濃度は減少傾向にあります。
製造・輸入が禁止されて以来、河川や大気中の濃度は年々減少しています。
(注)出典:PFOS、PFOAに関するQ&A集(環境省、R6年8月)
8. 家庭用消火器にPFOS・PFOAは含まれていますか?
(回答)家庭用消火器には含まれていません。
業務用消火器の一部には過去に使用されていたことがありますが、現在はほとんど流通していません。
(注)出典:PFOS、PFOAに関するQ&A集(環境省、R6年8月)
お問い合わせ
八幡市役所上下水道部上水道課
電話: 075-983-5328、(美濃山浄水場)075-981-3255 ファックス: 075-983-7671、(美濃山浄水場)075-981-0183
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