京都府・京都府警察本部が実施したアンケート結果などにより、乱用薬物に対する警戒心や抵抗感があまりない人が一定数いることが分かっています。その多くの人がインターネットやスマートフォン等の携帯電話から違法薬物は無害など誤った情報を得たことにより警戒心が薄れてきています。
その中でも特に若年層における大麻乱用者が急増しており、「かっこいいから」「1回だけなら」といった好奇心から手を染めてしまうケースが多くみられます。
少年・少女の間に大麻が蔓延しつつあることが深刻な問題となっています。
大麻は無害であるという誤った認識が依然として浸透しており、正しい知識を伝えていく必要があります。
大麻を乱用すると感覚が異常になり、「大麻精神病」といわれる幻覚、幻聴、妄想、興奮状態などの精神異常が起こったり、行動がおかしくなり、普通の生活ができなくなります。また、「無動機症候群」といって、物事に無関心になり、毎日ゴロゴロして何もやる気のない状態になります。
「1回ぐらいなら」と思っていても薬物の効果が切れるとまた使いたくなり、次第に自分の意志では止められなくなります。
また、薬物を入手するため恐喝や強盗、幻覚や妄想等による弊害、殺人などの犯罪を起こし、自分だけでなく家庭の崩壊、社会生活の破壊を招く要因となります。
薬物は乱用した本人だけでなく、その周囲の人々や社会に対しても悪影響を及ぼします。自分だけでなく、まわりの人々の人生を守るために、薬物乱用を防止しましょう。
薬物がもたらす悪影響・有害性について詳しい内容は下記のリンクをご覧ください。
薬物乱用は周囲の人から誘われて好奇心や興味本位で手を染めるケースが多くみられます。「やせられる。」「気分が良くなる。」などの甘い誘い文句や覚せい剤を「エス」「スピード」などと呼んで乱用薬物とはわからないように誘われることもあります。薬物乱用に対する理解を深め、絶対に手を出さないという自覚が大切です。
薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」愛する自分を大切に
薬物乱用防止についてさまざまな取り組みが行われています。京都府、公益財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターの取り組みについては下記のリンクをご覧ください。
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