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あしあと

    帯状疱疹について

    • [公開日:]
    • ID:9203

    帯状疱疹とは

    帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)のウイルスが原因で起こる痛みをともなう皮膚の疾患です。水痘にかかったことがあるかたなら、誰でもかかる可能性があります。

    水痘は、治った後もそのウイルスが生涯にわたり体内の神経節に潜伏し、加齢や疲労、ストレス等で免疫力が低下した時に、再びウイルスが活性化して、今度は、水痘ではなく、帯状疱疹として発症します。

    帯状疱疹は増加傾向

    近年までは、水痘を発症している子供と接触することによって、おとなは、帯状疱疹の原因である「水痘・帯状疱疹ウイルス」に対する追加免疫を自然と得ていました。しかし、平成26年に水ぼうそうが定期予防接種となり、水痘を発症する子供が減少し、追加免疫を得る機会も少なくなりました。加齢などによる免疫力の低下も影響し、帯状疱疹の発症率が増加する傾向にあるといわれています。

    帯状疱疹は、50歳以上から発症率が高くなると言われています。

    症状

    ピリピリ、チクチクした痛みを感じることから始まり、そこに赤い発疹が帯状に現れます。その後、水ぶくれができて、かさぶたとなります。痛みや皮膚の症状は、主に体の左右どちらかにみられ、3〜4週間ほど続きます。症状は胸、腹、背中など、多くは上半身にみられ、顔や首などに現れることもあります。

    帯状疱疹と思ったら

    皮膚科か内科にお問い合わせください。また、まぶたや目の周りに症状が生じた場合は眼科にお問い合わせください。

    発疹が出てから72時間以内に抗ヘルペスウイルス薬の投与を始めることがすすめられています。72時間を過ぎた場合でも、投与することで、皮膚症状の改善や、痛みが消えるまでの時間を短縮することができるとされています。

    適切な治療をせずに放置すると徐々に悪化し、長い間痛みが残る可能性もあります。早い段階で受診し、早期治療につなげましょう。

    予防

    次のことを意識して、できるだけ健康な生活習慣を保ち、免疫力を高めることが、予防に効果的です。

      1.よく睡眠をとる

      2.バランスのよい食事をとる

      3.適度な運動をする

      4.ストレス発散を心がけましょう。

    ワクチン接種で予防

    帯状疱疹の予防には、日頃からの体調管理も大切ですが、50歳以上の方は予防目的で予防接種が受けられます。帯状疱疹は、法令に定められた定期予防接種の対象疾病ではないため、ワクチン接種をする場合は任意予防接種となり、全額自己負担となります。現在、市の公費助成制度はありません。

    接種費用は医療機関ごとに定められておりますので、医師などにご相談のうえ、予防接種による効果や副反応、健康被害救済などについて十分にご理解をいただいた上で、接種の判断をお願いします。

    ワクチンの種類

    帯状疱疹ワクチンは生ワクチンと不活化ワクチンの2種類あります。

    接種方法や回数などに違いがありますので、医師にご相談ください。

    ワクチンの種類
     

    乾燥弱毒生水痘ワクチン

    「ビゲン」(生ワクチン) 

    乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

    「シングリックス」(不活化ワクチン) 

    接種回数 

     1回

     2回

    接種方法

     皮下注射 筋肉内注射
    接種費用 比較的安価 値段が高い
    予防効果 50パーセント程度 90パーセント程度

    出典:国立感染症研究所「帯状疱疹ワクチンファクトシート」

    (注)接種費用は医療機関により異なります。正確な費用については各医療機関へお問い合わせください。

    実施医療機関につきましては、直接医療機関へご相談ください

    任意接種における健康被害の救済措置について

    帯状疱疹ワクチンは任意予防接種です。被接種者に健康被害が生じたときは、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済の対象となる場合があります。

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