八角堂の保存修理工事の状況(平成29年3月時点)
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平成26年度より実施しております八角堂保存修理工事の平成28年度工事状況について紹介します。
彩色工事
内陣(※1)の貫(※2)や柱に、色鮮やかな牡丹や唐草等の彩色を復原しました。
◆ココがすごい!!
清水寺、知恩院等、数々の文化財保存事業に携わった高度な技術を持つ職人達が、今回、八角堂の彩色復原を手掛けました。
【職人の声】
貫や柱に描かれた唐草は、流れや太さが1本、1本、少しずつ異なっていて、1つとして同じものがない所が、見どころです。
塗装工事
柱や貫は丹塗(※3)、連子窓(※4)は緑青塗(※5)等、建物の内部および外部に塗装等を施しました。
屋根工事
★用語解説★
※1 内陣(ないじん) :神社の本殿や寺の本堂で、神体または本尊を奉安してある所。
※2 貫(ぬき) :柱と柱の間を横に貫いて連繋する木材。
※3 丹塗(にぬり) :丹(橙赤色系の顔料)または朱(赤色系の顔料)で塗ること。
※4 連子窓(れんじまど) :連子格子(木などの細い木材を縦または横に一定の間隔ではめ込んだ格子)を取付けた窓。
※5 青緑塗(りょくしょうぬり) :青緑(緑色系の顔料)で塗ること。
※6 土居葺き(どいぶき) :薄板で葺いた瓦葺きの下葺きのこと。
平成29年度も、継続して保存修理工事(屋根工事、基礎工事等)を実施することに伴い、八角堂は、引き続き立入禁止とさせていただきます。
ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。
お問い合わせ
八幡市役所こども未来部文化財課
電話: 075-972-2580 ファックス: 075-972-2588
電話番号のかけ間違いにご注意ください!
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