『石清水八幡宮境内調査報告書』(平成23年刊行)を有料頒布しています。
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- ID:1236

本書の特色
- 八幡市教育委員会による平成19年度から23年度の5ヶ年に渡る石清水八幡宮境内調査の集大成。
- 境内全域の分布調査、護国寺・大塔・瀧本坊の発掘調査の成果を豊富な図と写真にて詳細に報告。
- 考古学的調査だけでなく、文献や絵画調査の成果を盛り込んだ、これまでにない総合的な報告書。
- 華やかな石清水八幡宮の歴史を彷彿とさせる遺物や絵図を、カラーで多数掲載。
- 境内諸施設の盛衰・消長をグラフ化した年表や、新出の文献史料などの豊富な資料を収載。

価格・体裁
1,500円(体裁:A4版、ページ数:本文353ページ)

本文構成
巻頭カラー(5ページ)
第1章:調査の経緯
第2章:石清水八幡宮の歴史的環境
第3章:境内の歴史と変遷
第4章:分布調査の成果
第5章:発掘調査の成果
- 第1節:調査の目的と方法
- 第2節:護国寺跡
- 第3節:大塔跡
- 第4節:瀧本坊跡
第6章:特論
- 第1節:石清水八幡宮創建の歴史的背景―井上 満郎
- 第2節:中世石清水八幡宮寺の組織と祭祀―鍛代 敏雄
- 第3節:江戸時代の僧坊について―田中 君於
- 第4節:八角院八角堂の建築について―永井 規男
第7章:総括
出土遺物観察表
写真図版(32ページ)
【資料編】
一:絵図、指図(カラー図版25ページ)
二:付表
(1)略年表
(2)境内諸施設消長グラフ式一覧表
三:参考史料
(1)個人所蔵「瀧本坊茶会記並数寄屋図」
(2)石清水八幡宮所蔵「神社佛閣並坊舎寺庵改帳」(元禄5年)

頒布場所
文化財課(ふるさと学習館、旧八幡東小学校内)

郵送をご希望の方
1,930円(報告書代金+郵送料430円)を現金書留で下記の住所へお送りください。
(注)必ず送付先住所、氏名、電話番号をお書き添えください。(レターパックライトにて郵送。)

連絡先・問い合わせ
八幡市教育委員会 文化財課
(八幡市立ふるさと学習館、旧八幡東小学校)
所在地:郵便番号614-8022、京都府八幡市八幡東浦5番地
電話:(075)972-2580、ファックス(075)972-2588

石清水八幡宮とは…
貞観元年(859)、大安寺の僧侶の行教が宇佐八幡宮から当時「八幡大菩薩」と呼ばれた八幡神を遷座したことで始まりました。天慶2年(939)には伊勢神宮に次いで奉幣され、国家第二の宗廟の地位を得ています。
白河天皇や源頼朝、徳川家康に代表されるように、歴代の朝廷や武家などから厚い崇敬を集めました。源頼朝によって石清水から鎌倉へ勧請されて成立した鶴岡八幡宮は、全国津々浦々に八幡宮ができるきっかけとなり、現在全国に八幡宮は四万社とも言われています。
また、江戸時代までは「石清水八幡宮寺」と呼ばれ、神仏習合の宮寺として存続し、男山東斜面の各所には男山四十八坊と称された数多くの社僧が住む坊が設けられていました。寛永の三筆として著名な松花堂昭乗もそうした社僧のひとりです。
明治初頭の神仏分離政策により、坊や琴塔・大塔などの仏教的施設は破却されましたが、男山京都府歴史的自然環境保全地域として保護された森林の中に石垣や礎石が残り、幽玄な雰囲気をかもし出しています。重要文化財の本殿・若宮社・若宮殿社は、江戸時代初期の建築で、花鳥・動物などを形どった欄間彫刻は桃山時代の華やかな様式を受け継いでおり、特に八幡造の本殿は、宇佐八幡宮の三社独立式から三社連結式に変化した独自の様式をとっています。
石清水八幡宮境内は平成24年1月24日、国の史跡指定を受けました。

(檜皮葺の八幡造の本殿を、瓦葺の回廊が囲みます。手前は楼門。)
お問い合わせ
八幡市役所こども未来部文化財課
電話: 075-972-2580 ファックス: 075-972-2588
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