令和6年度 橋本陣屋跡の発掘調査
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橋本陣屋跡の発掘調査
八幡市が令和6年8月から11月にかけて橋本陣屋跡の発掘調査を実施したところ、陣屋の一部とみられる遺構が確認されました。
橋本陣屋は、幕末の万延元年(1860)に京都を警衛するため、江戸幕府によって築造されました。今回の調査も含め、当遺跡では7回にわたる発掘調査が実施されており、本調査地内の北側では石垣や建物跡と想定される柱穴を検出しました。
既往の調査では、陣屋見取図(作成年代不明)に描かれた厩の石垣などの遺構を検出していましたが、今回の調査では、陣屋見取図には描かれていない石垣や建物跡等の遺構が見つかりました。石垣の築造方法等は橋本陣屋跡の南西に位置する楠葉台場(枚方市)と同様のものであり、これらの遺構は、情勢が緊迫した文久3年(1863)頃の大阪湾沿岸において、台場築造が盛んになった時期に改築された施設であると推察されます。

石垣・胴木(北西から)
(注)胴木…石垣の沈下・崩壊を防止するため、根石の下に敷かれる木材。

石垣(北から)

橋本陣屋跡発掘調査の現地説明会の資料について
令和7年5月24日(土曜日)に実施した発掘調査現地説明会の資料を公開します。
添付ファイル(現地説明会資料)
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お問い合わせ
八幡市役所こども未来部文化財課
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