資料調査を実施しました
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令和7年度、市民の方からの情報提供をうけ資料調査を実施しました。
この度調査を実施したお宅は、江戸時代中頃に八幡へ移り住んだと伝えられ、円福寺と関係が深く、近代には孟宗竹の栽培や茶葉の生産にも関わっていました。八幡市教育委員会では、過去に同家の資料を調査していましたが、この度新たな資料が発見されたとの連絡を受け、新出資料の調査を実施しました。
今回発見された資料は、近世から近代にかけて集積された典籍類が中心で、教養書や算術書、西国巡礼の案内記などが見られ、当時の人々の文化的側面がよくうかがえました。
『西国三拾[ ]観世音順礼記』表紙
![『西国三拾[ ]観世音順礼記』の本文の写真。十四番三井寺と十五番今熊野の記述。](./cmsfiles/contents/0000010/10877/saigokunakamitori.jpg)
『西国三拾[ ]観世音順礼記』本文
特に、儒教の基本経典であり、江戸時代に広く流布した四書(『論語』『孟子』『大学』『中庸』)には、多くの書き込みが見られ、当時の人々の学びの様子がうかがえます。

『論語』二
これらの典籍に混じり、「山林伐跡開拓願并作人請書万端扣」という、円福寺の持山の開拓に関する記録も見つかりました。明治初期に木津川の付け替え工事が行われますが、この記録によれば、その際に必要な木材の一部が円福寺の持山から切り出され、その跡地が開拓されたようです。このように、明治期における木津川付け替え工事という大事業と、地域の開発との関連も見えてきました。

「山林伐跡開拓願并作人請書万端扣」表紙

「山林伐跡開拓願并作人請書万端扣」中の「開拓訳書」
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