名勝松花堂及び書院庭園の災害復旧工事について(令和2年3月末 その2)
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八幡市では、令和元年度より松花堂庭園(八幡女郎花)の内園(ないえん)を主とする、名勝松花堂及び書院庭園の災害復旧工事を実施しております。
このたびの工事は、平成30年6月に起きた大阪府北部を震源とする地震により被害を受けた名勝指定地内の建物や石造物などについて、国の補助金を活用して行う災害復旧工事です。
今回の記事では、石燈籠等の石造物の修復について報告いたします。
石燈籠等の石造物の修復について
国指定名勝松花堂及び書院庭園の指定範囲には、20基を越える石燈籠をはじめとする石造物があり、そのほとんどが地震により傾いたり、倒れたりするなどの被害を受けました。

【名勝指定地内で修復した石造物(23基)】
実際に被害を受けた石造物の状態は、以下のとおりです。
【傾き、崩れた女郎花塚(図面番号2)】
【転倒した石碑(図面番号3)】
【倒壊した石燈籠(図面番号7)】
大きな石燈籠も倒れてしまったことから、地震の揺れがいかに激しかったかがわかります。
【倒壊した石燈籠(図面番号9)】
【倒壊した石燈籠2基(図面番号12,13)】
【先端が落下した石塔(図面番号21】
先に紹介しました松花堂の工事と並行して、これらの石造物についても、災害復旧工事として、修復を行いました。
【修復後の女郎花塚(図面番号2)】
【据え直した石碑(図面番号3)】
【据え直した石燈籠(図面番号7)】
【据え直した石燈籠(図面番号9)】
【据え直した石燈籠2基(図面番号12,13)】
【据え直した石塔(図面番号21)】
以上のように、石造物については、1年間で修復し終えることができました。
松花堂の屋根工事と併せて、令和元年度の工事は、予定どおり完了することができました。
今回の報告は以上です。
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八幡市役所こども未来部文化財課
電話: 075-972-2580 ファックス: 075-972-2588
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